里帰りしない出産

一人で居る時に陣痛が来ても案外大丈夫だった話

2017年9月27日
※過去のブログからの転載記事です。

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里帰りしない出産で私が密かに一番恐れていたのは、陣痛の来るタイミングでした。

夫がいない一人の時に陣痛がきたらひとりで病院行けるのかな?うっかり病院行けなくて自宅出産とか恐ろしいし、出来れば夫が在宅している金曜夜とかに来てくれ!と願っていました。しかし結局陣痛は一番恐れていた平日ひとりで外出中にきました。

出産日は検診日だったのですが朝からなんとなく張っては戻り、張っては戻りしていたのでもしやこれ陣痛になったりする!?という予感はありました。

前の週の検診で既に子宮口が2cmも開いてたし・・・

案の定内診で『結構開いてるからもしかしたら今日明日中に陣痛来るかも。家近いから一旦帰っていいけど。』と言われました。

急な事に焦りつつ、結構内診で刺激されて検診の後一気に進むことがあるとは聞いていたので、あーこれは。。と一応夫にLINE。

帰る途中、駅で急にドドン!っとお腹に痛みが走りました。

最初の痛みは10秒ちょいちょいで引いたものの、これは陣痛では?となんとなく感じました。とはいえはじめての事なので陣痛だと分かるような、、分からないような。

とにかく痛いことは痛いんですけどリアクションしづらい微妙な、全然我慢出来る痛みなんですよ。

電車に乗る前だったので病院に戻ろうか迷いましたが、入院バッグもないし、シャワーも浴びたいしということで一旦帰宅。

帰る頃には間隔がばらばらながらも6~10分になってきたので、やっぱこれはまずいんじゃないの、と病院に電話。『う〜ん、一応診せてください』と言われました。しかし再度病院に行ったところまさかの不発。。陣痛は近そうだけどまだ子宮口も3cm位しか開いてないし、家も近いならもう一回帰って待機しててね!と言われてしまいました。

不本意ながら本日二度目の帰宅。

とはいえこれから出産かも!?と思うとなんか異様にテンションが上がってしまい、産後食べられなさそうなお菓子とか季節のフルーツとか、インドカレーとかをしこたま買い込んで帰りました。ついでに仕事の請求書も投函。無闇にやりきった充実感に満ちていました。

母親学級で助産師さんに「陣痛が来てからも掃除したり、上の子の世話をする余裕くらいはある」と言われ、そんな訳〜と思ってましたが全然ありました。

で、家に帰って買ったものを食べてる途中から大分痛くなり、これは間違いなく陣痛だろうと確信。

しかし今病院行ってまた違うとなると恥ずかしい。本日3度目になってしまう。

あともう往復するの面倒だ。でも電話したらまた来てくださいって言われてしまう。

ということで我慢

間隔が大分狭くなってきて7,8分になってたけどここで更にシャワーを浴びました。

夏だし今から何時間かかるか分かんないけど汗臭い頭で産みたくないし。痛みはかなり強くなっててお腹の中で大太鼓が打ち鳴らされてるみたいな感じでした。

でも陣痛は痛みがある間は息も出来ない位なんですけど、痛みが引くとほんと何事も無かった感じになるんですよね。これは最後まで変わりませんでした。

シャワー中も陣痛時計で測って、痛みが5分間隔になってたので慌てて髪も乾かさず病院にTEL!タクシーで病院に行きました。

病院に着いた頃はまだ子宮口も3.5cm位だったのでNSTでモニターしつつ、一応入院しようか!って感じだったのですがそこからが早くて。一時間に1.5cmペースで子宮口が開き本陣痛が始まって6時間、分娩台に上がって2時間で3500g超の元気な赤子がさっくり産まれました。途中夫が会社から間に合わないんじゃないかとヒヤヒヤした。

というわけであんなに恐れていた外出中の陣痛でしたが、いきなりドーン!とは来なかったので全然大丈夫でした。なんならカフェでお茶するくらいの余裕はあったな。

けど私の場合は破水も人工的にやってもらったし安全だったけど、外で破水してしまった場合は高位破水でも即病院なので大変だと思います。

つわりが苦しかった人はお産が軽いって噂がありますが、私の場合はほんとその通りでした。ラッキー。

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